最近作ったリメイクデニム作品のご紹介|Mirrime zer0(ミライムゼロ)

サステナブルなものづくりから生まれる、世界にひとつだけのデニム作品

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、役目を終えたデニム素材に新たな価値を与えるリメイクデニム作品の制作に取り組んでいます。

ただ“作る”だけではなく、生地選びからデザイン、制作、仕上げまでを利用者さん自身が一貫して担当することを大切にし、ものづくりを通したスキルアップと達成感につなげています。

今回のブログでは、最近完成したリメイクデニム作品の中から、トートバッグとサコッシュを中心に、利用者さんのこだわりと制作の工夫をご紹介します。


デニム地でパッチワークしたトートバッグ(2点)

最初にご紹介するのは、デニム地をパッチワークで仕上げたトートバッグ2点です。

生地の選定から肩紐のデザイン、全体の構成まで、利用者さんが一貫してデザインを担当しました。

異なる色味や風合いのデニムを組み合わせることで、ひとつひとつ異なる表情を持つバッグに仕上がっています。

パッチワークならではの立体感と、手仕事の温もりが感じられる、まさに“世界にひとつだけ”の作品です。

実用性へのこだわり

このトートバッグの大きな特徴は、持ち手をあえて太めに仕上げている点です。

重たい荷物を入れても肩や手に負担がかかりにくいよう、強度と使いやすさの両立を意識しています。

さらに、内側には巾着仕様を施し、中身が見えにくく、物が飛び出しにくい設計になっています。

デザイン性だけでなく、日常使いのシーンを想定した“実用性のあるリメイクデニム”を目指しました。

花柄マクラメ編みの肩紐

肩紐部分には、利用者さんが1から制作したマクラメ編みのストラップを採用しています。

花柄になるように結び目の配置や色の組み合わせを工夫し、バッグ全体の印象をやさしく彩るアクセントに。

糸の張り具合や結びの間隔をそろえる作業は集中力が必要ですが、完成したときの達成感はひとしおです。

バッグとストラップ、両方を自分の手で作り上げることで、「作品としての一体感」が生まれています。


デニムのトートバッグ(2点)

続いてご紹介するのは、シンプルな中に遊び心を取り入れたデニムトートバッグ2点です。

こちらの作品では、あえてステッチの配置を斜めに入れることで、視線の動きを生み出し、動きのあるデザインに仕上げています。

また、濃淡がはっきりとしたデニム生地をパッチワークで組み合わせることで、コントラストの効いた表情が生まれています。

一見シンプルなフォルムですが、近くで見ると細部にまでこだわりが詰まっており、使うたびに新しい発見があるようなデザインです。

デザインとバランス感覚

生地の配置や縫い目の位置は、全体のバランスを大きく左右します。

利用者さんは、完成イメージを頭の中で思い描きながら、作業台の上で何度も配置を確認し、納得のいく形に整えていきました。

こうした工程を通して、構成力や空間の捉え方といった、デザインに必要な感覚も自然と身についていきます。


デニム地のサコッシュ(3点)

最後にご紹介するのは、デニム地のサコッシュ3点です。

バッグ本体はシンプルなデニム生地で統一し、その分、肩紐には彩度の高いカラーのマクラメ編みストラップを組み合わせています。

シンプルな本体と、鮮やかな肩紐のコントラストが、コーディネートのアクセントになるデザインです。

強度を意識した内側の工夫

内面には、より丈夫に仕上がるよう、異なる生地を縫い付けて補強しています。

見えない部分にも手をかけることで、長く使えるバッグに仕上げています。

日常の中で実際に使うことを想定し、「軽さ」「丈夫さ」「デザイン性」のバランスを考えながら制作を進めました。


デザインから完成まで、一貫して関われる環境

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、サステナブルな観点から、デニムを新たな形に生まれ変わらせるリメイクデニム作品を多く制作しています。

バッグ本体だけでなく、

  • 花柄になるマクラメ編み
  • 肉球柄になるマクラメ編み

といったように、ストラップ部分のデザインから制作までを利用者さん自身が担当できる環境が整えられています。

「どんな形にしたいか」「どんな色を使うか」「どんな人に使ってほしいか」 そうした問いを重ねながら制作することで、ものづくりは“作業”から“表現”へと変わっていきます。


利用者さんの声
「生地を選ぶところから全部自分で決められるのが楽しいです。マクラメ編みの肩紐は、花の形になるように何度も結び直しました。完成したバッグを見たときは、“ちゃんと作品になった”という実感があって、すごく嬉しかったです。」

職員の声
「デザインから制作まで一貫して取り組むことで、利用者さんの中に“考える力”と“やり遂げる力”が育っていると感じます。リメイクデニムは、素材の個性を活かす必要がある分、工夫の幅が広く、創造性を引き出す良い題材になっています。」


ものづくりがつなぐ、これからの価値

リメイクデニム作品は、ただの再利用ではなく、新しい価値を生み出すクリエイティブな仕事です。利用者さんのアイデアと手仕事が重なり合うことで、ひとつひとつの作品に物語が生まれます。

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、これからもサステナブルなものづくりを通して、働く実感と自信につながる場づくりを続けていきます。


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