利用者さんのアイデアから生まれた「バッグの手持ちパーツ」制作ストーリー
今回は、利用者さんのひとことから始まった、ちょっとユニークで実用性のあるアイテムをご紹介します。
「こんなん作ってみたらどうかな?」
そんな何気ない提案が、職員とのやり取りを経て、実際の商品として形になりました。
完成したのは、バッグの持ち手部分に取り付けられる“手持ちパーツ”。
小さな生地でも制作でき、バッグの印象をぐっと引き立てるワンポイントアイテムです。
バッグの手持ちパーツとは?

紙袋やトートバッグの持ち手部分に巻き付けて使う、布製のカバー型パーツです。
手に直接触れる部分をやさしく包み込み、持ちやすさをアップさせるだけでなく、デザイン性もプラス。
今回の作品は、淡いブルーをベースにした花柄と、アクセントになるスナップボタンが特徴です。
スナップで簡単に着脱できるため、バッグを選ばず使える汎用性の高さも魅力のひとつ。
「今日はこのバッグに、このデザイン」と気分に合わせて付け替えられる楽しさがあります。
制作工程のご紹介
① 生地選びと裁断
まずは、どんな雰囲気のパーツにするかをイメージしながら生地を選びます。 今回選ばれたのは、海外風の花柄プリント生地。 小さな面積でも柄がしっかり映えるデザインで、完成後の見た目を意識して選定しました。

型紙を使い、持ち手の幅に合うサイズで丁寧に裁断。 ズレが出ないよう、端をそろえながら慎重に作業を進めていきます。
② アイロンがけ
裁断後は、ミシン作業に入る前の大切な工程、アイロンがけ。
縫い代をきれいに折り、仕上がりの形をイメージしながら整えていきます。
このひと手間が、完成後のシルエットの美しさにつながります。
③ ミシンで縫製
アイロンで整えた生地を、ミシンでまっすぐ縫っていきます。
カーブ部分や端のラインは、特に集中力が必要なポイント。
④ スナップボタンの取り付け
最後は、スナップボタンの取り付け。
位置がずれると、装着したときに歪みが出てしまうため、定規で測りながら慎重に配置します。
ボタンがカチッとはまった瞬間、利用者さんの表情がパッと明るくなりました。
「よしできた!」という達成感が伝わってきます。

パチッとハマっています◎
この製品の魅力

小さな生地から生まれる、無限のデザイン
バッグの手持ちパーツは、ハギレサイズの生地でも制作可能です。
そのため、さまざまな柄や色のバリエーションを展開でき、オリジナル性の高い商品づくりができます。
実用性とデザイン性の両立
手に当たる部分がやわらかくなることで、紙袋や細い持ち手のバッグも持ちやすくなります。
さらに、バッグの印象を簡単に変えられるファッションアイテムとしても活躍。
初心者さんでも挑戦しやすい工程
直線縫いが中心のため、ミシン初心者さんでも取り組みやすいのが特徴です。
それでも、仕上がりは“商品クオリティ”。
「自分が作ったものが誰かの役に立つ」そんな実感を得られる製品です。
利用者さんの声
「最自分のアイデアが形になったのが、すごくうれしかったです。デザインから完成まで一貫して担当させていただいたので、達成感があります。」
職員の声
「この作品は、利用者さんの“やってみたい”という気持ちから生まれました。小さなアイテムですが、裁断・縫製・仕上げと、ものづくりの基本がすべて詰まっています。自信をつけるきっかけとして、とても良い製品だと感じました。」
Mirrime zer0(ミライムゼロ)のものづくり環境
Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、初心者さんでも安心してチャレンジできる環境づくりを大切にしています。
職員がそばでサポートしながら、一つひとつの工程を丁寧に確認。
慣れてきた方には、裁断から仕上げまでを一貫して任せることも増えてきました。
今回のバッグの手持ちパーツも、そうした“ステップアップ”の中で生まれた作品です。
これからの展開
今後は、季節限定デザインや、オーダーメイド対応のパーツ制作にも挑戦していく予定です。
イベントやECサイトへの展開も視野に入れ、より多くの方に手に取っていただける商品づくりを進めていきます。
Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、利用者さん一人ひとりのアイデアと個性を大切にしながら、実際に“使われる製品”として形にしていくものづくりを行っています。
これからも、現場から生まれるリアルな作品のストーリーを、ブログを通してお届けしていきます。 ぜひ、次回の更新もお楽しみに。
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