ミシン業務でのトートバッグ制作

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、ものづくりを通して「できた!」という達成感と、「次はもっとやってみたい」という前向きな気持ちを育むことを大切にしています。

今回ご紹介するのは、ミシン業務の中でも人気の高い【トートバッグ制作】。

シンプルな一歩から始まり、少しずつステップアップしていく過程は、利用者さん一人ひとりの成長が感じられる時間でもあります。


ステップ1|はじめてのミシンと、シンプルなトートバッグ

最初に取り組むのは、無地の布を使ったシンプルなトートバッグづくりです。

「ミシンって、どこから糸を通すんだっけ?」 「布の向き、これで合ってるかな?」

そんな声が聞こえてくるのも、最初のうちは当たり前。上糸と下糸のセット、返し縫いのタイミング、まっすぐ縫うための目印の見方など、ひとつひとつを職員と一緒に確認しながら進めていきます。

ミシンのペダルを踏む強さも最初は難しく、スピードが速くなりすぎて「わっ!」と驚く場面も。

けれど、少しずつコツをつかんでいくと、針の音が心地よいリズムに変わっていきます。

完成したトートバッグを手に取った瞬間、 「ちゃんとバッグになってる!」 と、思わず笑顔がこぼれる利用者さん。

その表情を見るたびに、私たち職員も胸があたたかくなります。


ステップ2|デニムリメイクで難易度アップ

ミシン操作に慣れてきたら、次のステップは【デニムリメイクのトートバッグ】です。

ステッチ入りのデニム生地をカットし、パーツとして再構成していくこの工程は、普通の布とはひと味違います。

デニムは厚みがあり、縫い重なる部分では針が進みにくくなることも。

「ここ、ちょっと硬いですね」 「押さえ金、しっかり下ろしてみよう」

職員と声をかけ合いながら、ペースを調整しつつ進めていきます。

ミシンの力を借りながらも、手元の感覚がとても大切になる場面です。

デニムならではの色落ちやステッチのラインを活かしたトートバッグは、ひとつとして同じものがありません。

完成したピンクのデニムリメイクトートを見て、 「これ、売ってるバッグみたいですね」 と誇らしそうに話してくれた利用者さんの言葉が、とても印象的でした。


ステップ3|巾着付きお弁当袋への挑戦

さらにレベルアップすると、内側に巾着を縫い付けた【お弁当袋】づくりにも挑戦します。

表のバッグ部分と、内側の巾着布を別々に縫い合わせ、最後にひとつの形にまとめる工程は、これまで以上に手順が多くなります。

ひも通し口を作ったり、左右対称になるように確認したりと、集中力も必要です。

「ひも、ちゃんと通りました!」

その一言と一緒に、きゅっと巾着を絞る姿は、とても頼もしく感じられます。

実用性のある作品が完成すると、「お昼に使ってみます」「家族に見せたいです」と、日常につながる喜びも広がっていきます。


できることが、どんどん広がる

トートバッグ制作をきっかけに、利用者さんたちはさまざまなバッグづくりへとステップアップしていきます。

・厚手の生地を使ったしっかりタイプのバッグ ・スマホや小物を入れられるサコッシュ ・ちょっとしたお出かけに便利なミニバッグ

布の種類や形が変わるたびに、新しい発見と学びがあります。

「この布だと、縫い方も変えたほうがいいかも」と、自分から工夫を考える姿も増えてきました。


利用者さんの声
「最初はミシンの音がこわかったけど、今は楽しいです」
「自分が作ったバッグを誰かが使ってくれると思うと、うれしいです」
「前より集中できる時間が長くなった気がします」

ものづくりを通して、自信や達成感が少しずつ積み重なっていく様子が、言葉の端々から伝わってきます。


職員の声
ミシン業務は、技術だけでなく、段取りや集中力、そして「最後までやりきる力」も育ててくれる大切な時間です。
最初は不安そうだった利用者さんが、今では後輩にミシンの使い方を教えてくれる場面もあります。その成長の瞬間に立ち会えることが、私たち職員にとって何よりの喜びです。


見学のご案内

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、実際の制作風景をご覧いただける見学も随時受け付けています。

ミシンの音が響く中で、利用者さんが一針一針、丁寧にバッグを仕上げていく様子を、ぜひ体感してみてください。

「ものづくりを仕事にするって、こんな感じなんだ」

そんな発見がきっとあるはずです。

お気軽にお問い合わせのうえ、見学にお越しください。スタッフ一同、心よりお待ちしています。