デニム生地パッチワークのサコッシュのご紹介― ひとつずつ違う表情を楽しめるリメイクバッグ ―

就労継続支援A型事業所Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、利用者さん一人ひとりのペースや得意を大切にしながら、布製品・バッグ制作の業務に取り組んでいます。
今回ご紹介するのは、デニム生地を使ったパッチワークサコッシュ2点

どちらも同じ「デニムリメイク」というテーマで制作していますが、
仕上がりの雰囲気や作り方には、それぞれ異なる個性が表れています。


デニムリメイク制作について

デニム生地は丈夫で長く使える一方、
・生地が厚い
・重なり部分が縫いにくい
・元の縫製ラインを活かす工夫が必要
など、初心者さんにとっては少し難易度が高い素材です。

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、
「いきなり難しいことをやらない」
「できる工程を少しずつ増やす」
ことを大切にしながら、職員が横でサポートしつつ制作を進めています。


① デニムの風合いを活かしたシンプルサコッシュ

〈デニム生地パッチワークのサコッシュ〉

こちらは、デニムの濃淡や縫製跡をそのまま活かしたサコッシュです。
ポケット部分や切り替えのラインがデザインとして自然に馴染み、
「元は洋服だった」ことがさりげなく伝わる一枚に仕上がっています。

制作のポイント

  • デニムパンツを解体し、使える部分を見極める
  • ポケットの曲線やステッチを活かして配置
  • ショルダー部分もデニム生地を裂いて加工

特にショルダー紐は、細く裂いたデニムを編むようにまとめており、
既製品にはないラフさと手仕事感が魅力です。

生地の厚みが均一でないため、
ミシンの押さえや縫うスピードを調整しながら、
一針ずつ慎重に進めていきました。


② ストライプ生地×デニムの切り替えサコッシュ

〈デニム×ストライプ生地のサコッシュ〉

こちらは、デニムとストライプ生地を組み合わせたデザイン。
縦のラインが強調され、すっきりとした印象のサコッシュです。

中央にはデニムポケットを配置し、
その上にハートモチーフのパッチワークをプラス。
シンプルな中にも、遊び心が光る作品になっています。

制作のポイント

  • デニムと布帛(ストライプ生地)の厚みの違いに注意
  • 境目部分は歪みが出ないよう、しつけをしてから縫製
  • ポケット部分は元の縫製を活かして再利用

異素材を組み合わせることで、
縫い始めや縫い終わりの段差が出やすくなります。
職員と相談しながら、ミシンの設定や縫い方を工夫して完成させました。


利用者さんのステップアップ

このようなサコッシュ制作は、
✔ 直線縫い
✔ 厚手生地の扱い
✔ パーツ配置のバランス
など、バッグ制作の基礎がぎゅっと詰まった工程です。

最初は「真っすぐ縫うだけ」だった方も、
少しずつ
・デザインを考える
・生地の組み合わせを選ぶ
・難しい素材に挑戦する
と、できることが増えていきます。

完成した作品を手に取ったときの、
利用者さんの達成感あふれる表情がとても印象的でした。


利用者さんの声

「最初はデニムが分厚くて、ミシンが止まらないかドキドキしました。
普通の布とは全然ちがって、縫うスピードや押さえ方を意識しないといけなかったのが難しかったです。」

職員の声

「デニム生地は初心者の方には少しハードルが高い素材ですが、
無理に急がず、工程を細かく区切りながら進めることで、落ち着いて取り組めていました。」

Mirrime zer0では

Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、
トートバッグ、サコッシュ、ミニバッグなど、
段階に応じたバッグ制作を行っています。

「ものづくりが好き」
「ミシンに触れてみたい」
そんな気持ちからでも大丈夫です。

見学・体験も随時受け付けていますので、
ぜひお気軽にお越しください。


見学のご案内