就労継続支援A型事業所で作るペット用カフェマット|Mirrime zer0(ミライムゼロ)のデニムリメイク制作工程

大阪にある就労継続支援A型事業所Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、働くためのサポートと制作の仕事が並行して進みます。

ものづくりが好きな方や、仕事として継続したい方、今後の就職に向けて練習したい方など、参加の理由は人それぞれ。

ミシンの練習や作業計画は職員と相談しながら進めていきます。
大阪で就労継続支援A型の募集を探している方、ものづくりで働きたい方にも雰囲気を感じてもらえるよう、今回は ペット用カフェマット の制作工程を紹介します。


ペット用のカフェマット制作

  • 表生地:デニムパンツから切り出した生地のミックス(パッチワーク+淡色デニム)
  • 裏生地:滑り止め付きの布
  • 中材:板状のわた

愛犬や愛猫とのお出かけ先でのカフェや外出時に敷ける、持ち運びできるクッション性のあるマットです。
ストリートの空気感を少し残したデザインで、デニムの色落ち・縫い目を活かしています。


【工程1】デニムを切り出す

濃い部分・淡い部分・ステッチ跡や色落ちの雰囲気が違うため、デニムパンツを広げてから使う場所を選びます。

シルエットのカーブ部分や薄くなっている箇所を避け、作業が進めやすい状態に整えます。


【工程2】パッチワークの配置確認

色や濃淡の並びによって、印象が大きく変わります。

淡色を中央に置くとやわらかい雰囲気に、濃色を端に配置すると引き締まった印象に。

写真を撮って縫う順番をメモします。


【工程3】ミシンで縫い合わせる

デニムは厚みが変わりやすいので、縫う力加減がコツになります。

ミシンの速度や針の進み方は人によって違うため、まずは練習布で確認してから本番に進みます。


中綿を入れる様子

板状のわたをカフェマットの内部に差し込んでいるところ


板状のわたは丸まりにくく、使うたびに形が変わりにくい特徴があります。

用途に合わせて厚さを選び、必要なら四隅を仮縫いして動きを安定させます。
中綿の厚さは季節や用途に合わせて変更することもあります。

夏場は薄め、冬や屋外での使用を意識する場合は少し厚めなど、実際の使われ方をイメージして調整します。


完成形(表)

パッチワークで仕上げたカフェマット表面

さまざまな生地を組み合わせたパッチワークが、どこかホッとするような親しみやすい雰囲気に仕上がっています。


完成形(裏)

滑り止め素材を使ったカフェマットの裏面


裏面には小さな肉球柄のドットの滑り止めを施しております。

室内のフローリングやカフェの床でもズレにくくなるよう配慮した仕様です。

使用する場所が限定されず、持ち運んで使いやすい仕上がりになりました。


持ち運び用の状態

コンパクトに折りたたんで留め具で固定したカフェマット

移動中にかさばらないよう、サッと留められる留め具を付けています。 お散歩バッグやお出かけ用トートに入れる時も、形が崩れにくく、すぐに取り出せるのがポイントです。

折りたたむとA4サイズ程度のコンパクトさになり、かばんのサイドポケットやリュックのポケットにも収まりやすくなります。

カフェや病院の待ち時間、旅行先など「ちょっと敷きたい」シーンで手間なく使えるサイズ感です。


利用者さんの声
「ミシンは緊張しますが、完成して形になると達成感があります。どこに使うかイメージしながら作ると集中できます。」

職員の声
「作業の手順は一緒に確認しながら進めています。進むスピードより、仕上がりの精度を意識して取り組んでもらえるようサポートします。」


ペットと一緒のお出かけ時間が、少し気軽になるように。
Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、一つひとつ作り方を確認しながら物づくりの仕事に取り組んでいます。
大阪で就労継続支援A型の募集に興味のある方、見学で作業の雰囲気を見たい方、まずはお気軽にご相談ください。


見学のご案内

就労継続支援A型事業所Mirrime zer0(ミライムゼロ)で行っているものづくりは、利用者さんお一人おひとりの「好き」や関心を大切にしながら、できる限り活かせる作業内容をご提案できるよう心がけております。

実際の雰囲気や作業の様子は、見学していただくことでより具体的に感じていただけます。

ぜひ一度、お気軽に見学にお越しください。