日常を整える手仕事──就労継続支援A型事業所で取り組むスプーンのパッキング
就労継続支援A型事業所と聞くと、専門的な制度のひとつと感じるかもしれません。しかしその現場を覗けば、日常生活を支える確かな仕事が息づいています。障害者雇用の場として、多様な人が安心して働ける環境を整え、軽作業を通じて社会に関わる力を磨いていく──その営みは、思いのほか身近な暮らしの中に繋がっています。
今回は、就労継続支援A型事業所のMirrime zer0(ミライム ゼロ)で行われている「スプーンのパッキング業務」をご紹介します。毎日の食卓に自然に並ぶカトラリー。その裏側には、丁寧な確認と確実な作業を積み重ねる利用者さんたちの姿があります。

小さな傷や汚れを見逃さない
作業の第一歩は、スプーンの検品。一本ずつ目を凝らして確認し、品質を整えていきます。
スプーンを一つひとつ並べ、傷や汚れがないか確認する。袋に入れ、封を閉じる。完成したパッケージを箱に整然と収める。一見シンプルに見える軽業務ですが、その精度は後に続く誰かの安心に直結します。使う人の手に渡る瞬間を想像しながら進められる作業は、集中力と責任感を求められるもの。
就労継続支援A型事業所で働く利用者さんにとって、このような軽業務は「働く力を実感する入り口」としての役割も担っています。

封を閉じた後も再度チェック
包装した後の状態も、利用者さんが責任を持って確認。確実さを積み重ねることで信頼につながります。
利用者さんの声
最初は細かい確認が大変でした。でも回数を重ねるうちに、段取りを考えるのが面白くなりました。

出荷を待つ完成品が整然と並ぶ
箱に収められた完成品。日常に欠かせないスプーンが、利用者さんの手を経て社会へ送り出されます。
職員の声
軽業務とはいえ、利用者さんにとっては大切な仕事の練習です。スプーンの検品やパッキングを通じて、集中力や持続力を養ってもらえます。また、完成した製品が社会に流通することで、自分の仕事が人と繋がっていることを実感できるのも、この仕事の魅力だと思います。
スプーンのパッキング業務は、派手さこそありませんが、確実さと誠実さを必要とする大切な仕事です。就労継続支援A型事業所のMirrime zer0(ミライム ゼロ)では、このような軽業務を通じて利用者さんが働く力を積み重ねています。その先には、障害者雇用の広がりと、社会における新しい役割の創出があります。日常を支える小さな作業が、実は未来への大きな一歩になっているのです。
見学のご案内
就労継続支援A型事業所では、随時見学を受け付けています。実際の軽業務の現場を見学いただくことで、利用者さんの働く姿や、障害者雇用の仕組みをより深く理解していただけます。
「就労継続支援A型事業所で働いてみたい」、「軽業務に挑戦してみたい」と考えている方や、そのご家族の方にとっても、見学は新たな選択肢を知るきっかけとなるでしょう。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼気になる方は下記からお問い合わせお待ちしております!
就労継続支援A型事業所 Mirrime zer0
【電話番号】090-3063-7318
【メールアドレス】info-mirrime-zero@jobconnect.jp