就労継続支援A型事業所でのものづくり活動は、単に作業をこなす場ではなく、利用者さん一人ひとりが自分のペースで創造的な力を発揮する場でもあります。
就労継続支援A型事業所のMirrime zer0(ミライム ゼロ)では、障害者雇用を推進し、利用者さんが手がけるものづくりを通じて、社会貢献を目指しています。今回は、猫柄の生地を使って制作した巾着を紹介し、その過程をお伝えします。
猫柄巾着の制作過程
1. まずは生地選び
制作は、猫柄の可愛らしい生地から始まります。デザインが魅力的で、どこか温かみを感じさせる柄が特徴的。利用者さんは、どの部分を生地のどこに配置するかを考えながら選定します。この段階から、細かなディテールに心を込めて作業が進んでいきます。

使う生地を選びながら、どんなデザインに仕上げるか考える。
利用者さんが手に取った猫柄の生地。デザインや柄の配置を考えながら、どこにどの部分を使うかを慎重に選んでいます。
2. 生地をカット
選んだ生地を型紙を使ってカットします。ここでは、正確さが重要。利用者さんは、手先の器用さを活かして、生地を無駄なく美しくカットしていきます。

精密にカットされた生地が次の工程に進みます。
型紙を使って、生地を正確にカットする作業。どの部分をどの形にカットするか、細部にわたる計算と技術が求められます。
3. ミシンで縫製
カットした生地をミシンで縫い合わせる工程に進みます。ミシンの扱いに慣れている利用者さんは、静かな手つきで生地を縫い合わせ、巾着の形がだんだんと現れてきます。

ミシンを駆使して、巾着の形が完成に近づいていく。
ミシンを使って巾着の縫製を進める利用者さん。手際よく作業を進めながら、形が次第に出来上がっていきます。
4. 完成
完成した巾着は、猫柄が美しく映え、誰もが思わず手に取ってしまいたくなる一品です。利用者さんの手から生まれたこの作品は、ただの製品ではなく、温もりと個性が感じられます。

完成した猫柄巾着—利用者さんの手による、愛らしく実用的な一品。
完成した猫柄の巾着。利用者さんが一つひとつ丁寧に作り上げた、愛らしいデザインが特徴です。
利用者さんの声
ミシンを使うのは初めてでしたが、職員さんと一緒に少しずつ進めることで、だんだん自信がついてきました。完成した巾着を見たとき、すごく嬉しかったです。
職員の声
利用者さんが自分のペースで作業を進める姿を見るのは、本当にやりがいを感じます。巾着が完成したときの彼らの笑顔が、すべてを物語っているようでした。
見学のご案内
Mirrime zer0(ミライム ゼロ)では、就労継続支援A型事業所の業務にご興味のある方々を対象に見学を受け付けています。実際にものづくりの現場をご覧いただくことで、障害者雇用がどのように機能しているのか、利用者さんがどのように成長し、活躍しているのかを直に感じていただける機会です。見学をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼気になる方は下記からお問い合わせお待ちしております!
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