就労継続支援A型事業所mirrime(ミライム)では、働きながら実践的なスキルを身につけられる環境が整えられています。
大阪エリアでも「A型事業所 募集」の動きが広がる中、利用者さんが取り組みやすい仕事として、ミニ巾着製作のような縫製作業が注目されています。
まず最初の工程は、生地の裁断です。
巾着の大きさに合わせて型紙を確認しながら、生地を丁寧にカットしていきます。
線に沿って正確に裁断することで、後の縫製がスムーズに進み、仕上がりの美しさにもつながります。
利用者さんは、生地のズレに注意しながら慎重に作業を進めていました。
次は、生地とレースを縫い合わせていきます。
装飾となるレース部分は、完成後の印象を大きく左右するため、位置や縫い目のバランスが重要です。
ミシンのスピードを調整しながら、まっすぐ縫えるよう集中して取り組みます。
利用者さんは職員のサポートを受けながら、糸の張り具合や縫い始め・縫い終わりを確認し、少しずつ自分の感覚を掴んでいきます。
繰り返し行うことで、安定した縫製ができるようになります。
レースを縫い付けた後は、表布と裏布となる2枚の生地を重ねて縫い合わせる工程です。
縫い代を揃えながら、生地がずれないように注意して進めていきます。
この工程では、巾着の形が徐々に見えてくるため、利用者さんの表情にも自然と集中が増していきます。
確認を挟みながら作業を行うことで、縫い忘れやズレを防ぎ、完成度の高い仕上がりへとつながります。
縫製が終わったら、生地を裏返す工程に入ります。
ここで一気に「巾着らしい形」が現れ、ものづくりの楽しさを実感できる場面です。
角を整えたり、縫い目を軽く引き出したりと、細かな調整を加えることで、見た目がよりきれいになります。
最後の工程は、ステッチを入れて紐を通し、ミニ巾着を完成させる作業です。
ステッチを入れることで全体が引き締まり、耐久性も向上します。
その後、紐を通して結ぶことで、実際に使えるアイテムとして仕上がります。
利用者さんからも「形になる瞬間がうれしい」という声が多く挙がります。
すべての工程を終えたミニ巾着を手に取ると、自分が関わった仕事の成果を実感でき、次の作業への意欲にもつながります。
【利用者さんの声】
「最初は縫うのが難しかったですが、回数を重ねるうちにミシン操作にも慣れてきました。完成した巾着を見ると、達成感があります。」
【職員の声】
「裁断から仕上げまで段階的に取り組めるため、利用者さん一人ひとりのペースに合わせやすい作業です。集中力や確認力も自然と身につく工程だと思います。」
ミニ巾着製作は、工程ごとに役割を分けやすく、利用者さんの得意を活かしやすいものづくりの仕事です。大阪エリアでも、こうした縫製作業を行う就労継続支援A型事業所への関心は高まっています。
【見学のご案内】
就労継続支援A型事業所を検討中の方は、ぜひ見学を通して実際の作業内容をご覧ください。
ミニ巾着製作をはじめ、利用者さんがどのように働いているかを直接確認することができます。お気軽にお問い合わせください。
