就労継続支援A型事業所として大阪で活動しているMirrime zer0(ミライムゼロ)では、就労支援A型の特徴として、初心者さんでもスタートしやすい制作物に取り組むことがあります。
スキルアップをゆっくり積み重ねながら、ものづくりが日常の中に溶け込んでいくようなイメージです。
参考文献では「A型は雇用契約を結び、働くリズムを整えながら就労継続支援を進める場」と説明されることが多いようですが、Mirrime zer0(ミライムゼロ)ではさらに、作業の中で「できた」を感じてもらえる構成に調整することもあります。
在宅勤務の相談が出ることもあり、大阪で就労継続支援A型の募集をお探しの方からの問い合わせが年々増えています。
今回は、利用者さんが取り組んだ布ポーチやミニ巾着の制作物をピックアップ。
「きっちり縫う」よりも「まず仕上げる」。
その一歩が、次のステップにつながる。
始めから完璧じゃなくて大丈夫。
糸の引き具合がちょっとだけ甘くても、角の縫い留めが緩くても、ひとつ形になれば、次の作品にトライする気持ちがまた湧いてくる。
Mirrimeでは、その“積み重ねる感覚”を軸に、作業工程の分解やサポートの配置を行っています。
「ポーチって難しそう」
多くの利用者さんが最初にそう言います。
でも、仕上がった布小物がテーブルに並んだ瞬間の空気は、少しだけ誇らしさの匂いがする。
そんな風景とともに、今日の制作物をご紹介します。

犬柄の生地で制作したミニ巾着。太めの紐を通してあるデザイン。
糸端の処理や縫い合わせの強度など、裁縫の基本を確認しながら仕上げたミニ巾着。
太い紐を使うことで持ちやすく、毎日使いのバッグにも入れやすいサイズ感です。
きちんと閉まるので、小物やイヤホンケース、犬のおやつ入れにぴったりです。

(左)花火のような線が広がる緑色の布ポーチ。
落ち着いた緑地に線の模様が映えるデザイン。
縫い線のガイドを丁寧に確認しながら進めた作品です。
丁寧な縫い目も、その時の挑戦の軌跡として残っています。カードや診察券、薬の袋などをまとめる用途にもいいですね。
(右)ゼブラ柄の布ポーチ。黒と白のコントラストが印象的。
布地の柄合わせに気をつけながら制作したゼブラ柄。
ボタンの青との組み合わせが“良いアクセント”になり、ストリート感のある仕上がり。
利用者さんの中でも人気のシリーズで、柄違いのリクエストが入ることもあります。

ストライプ柄のフラットポーチ
リズムのあるストライプ柄は、ミシンの縫い目の直進を練習しやすい生地。
利用者さんが「縫う距離感」をしっかり理解した作品で、職員と一緒にミシンの速度や手の添え方を確認しながら進めます。
制作の積み重ねで“直線が怖くなくなる瞬間”が生まれます。

(左)北欧風の小さな木々が並ぶ柄のポーチ
淡い色味の中に散りばめられたモチーフが心地よく、スナップボタンの黄色が程よい差し色。
利用者さん自身がお気に入りの生地を選び、工程の最初から最後まで携わりました。
「好きな布だと集中しやすい」という声もあり、素材選びが作業意欲につながる例となりました。
(右)青い小花柄のフラットポーチ
生地が少し厚手のため、指で押さえる力の調整を職員と相談しつつ制作。
布の扱い方で作品の精度が変わる実感を得られたアイテムです。
大人っぽい柄なのでギフト用にも最適ですね。

ピンク地に花のキャラクターが並んだポーチ
見ていると気持ちが上向くような柄で、ミシンの練習でも人気の生地です。
スナップボタンの色の組み合わせを利用者さんが選び、少し遊びを効かせた仕上がりに。
アクセサリーやコインケース、ガジェット系のコード整理にも便利ですね。
利用者さんの声
「まっすぐ縫うのが難しかったけど、出来上がりを見ると“もう一個作ってみたい”と思いました」
職員の声
「作業の最初に“今日はどこをできるようになりたいか”を一緒に確認し、工程を小さく分けることもあります」
作品には、その日に積み上げてきた時間と、ミシンの前で向き合った姿勢が宿ります。
Mirrime zer0(ミライムゼロ)は、そんな毎日のそばにいられる就労継続支援A型事業所でありたいと考えています。
見学のご案内
就労継続支援A型事業所Mirrime zer0(ミライムゼロ)で行っているものづくりは、利用者さんお一人おひとりの「好き」や関心を大切にしながら、できる限り活かせる作業内容をご提案できるよう心がけております。
実際の雰囲気や作業の様子は、見学していただくことでより具体的に感じていただけます。ぜひ一度、お気軽に見学にお越しください。
