マクラメ編みの作品紹介

― 結び目から生まれる、やさしい表情のハンドメイド ―

みらでは、日々さまざまなクラフト制作に取り組んでいます。
今回新たにチャレンジしたのは「マクラメ編み」の作品づくり。
糸をひとつひとつ結びながら形を作っていく、道具に頼りすぎない伝統的な技法です。

完成したのは、ハートモチーフのマクラメコースターと、ハート型のマクラメストラップ。
素朴であたたかみのある風合いと、少し遊び心のあるデザインが魅力のアイテムたちです。
置くだけ・付けるだけで、日常の景色が少しやわらかくなる作品に仕上がりました。

結びで作る、ハート型コースター

今回制作したコースターは、中心から外側へ向かって編み広げていく構造です。

一定のリズムで結び目を重ねていくことで、ハートの輪郭を作っています。

縁部分にはフリンジ加工を施し、マクラメ特有のナチュラルな動きを出しました。

単色タイプは、色の持つ印象をそのまま楽しめるシンプルな仕上がり。

グリーン系やターコイズ系など、それぞれ雰囲気が異なるため、インテリアや季節に合わせて選べます。

一方で、複数色を組み合わせたタイプは、配色によってぐっとポップな印象に。

糸の順番や切り替え位置も、制作者自身が考えながら決めています。

同じ結び方でも、糸の太さ・撚り・色によって完成イメージが変わるのが、マクラメの面白さです。

小さくても存在感のある、ハートストラップ

もうひとつの作品は、ハートモチーフのマクラメストラップです。

バッグやポーチ、鍵などに取り付けられるサイズで、実用性とデザイン性を両立させました。

ハート部分は、結び目を詰めて立体感を出しています。下部にはタッセルを付け、揺れたときの動きも楽しめるデザインにしました。

カラーごとに印象が異なるため、「どれにするか迷う楽しさ」もあるアイテムです。

金具の取り付け部分は強度も意識し、ほどけにくい処理を行っています。

見た目のかわいさだけでなく、日常使いできる耐久性も大切にしました。

制作のポイント ― 力加減とリズム

マクラメ編みはシンプルな技法ですが、実はとても奥が深い作業です。

特に重要なのが、結ぶときの力加減。強すぎると形が縮み、弱すぎるとゆるみが出てしまいます。

最初は結び目のサイズがばらつく様子もありましたが、試作を重ねるうちに安定してきました。

結びのリズムがつかめると、手の動きもスムーズになり、編み目も美しくそろっていきます。

また、ハートの形をきれいに出すために、「どの段で角度を作るか」「どこで締めるか」などを確認しながら進めました。

見本を見つつも、最終的にはそれぞれの手加減によって個性が出ています。

手作業だからこそ生まれる表情

マクラメ作品は、編み図が同じでもまったく同じものにはなりません。

結び目のわずかな違いが、仕上がりの表情になります。それが量産品にはない魅力です。

フリンジの広がり方や、編み目の詰まり具合にも、それぞれの個性が表れています。

ひとつとして同じものがない点も、手仕事ならではの価値です。

利用者さんの声

「最初は結び方がややこしく感じましたが、慣れてくると手が覚えてきて、どんどん進めたくなりました。」

「無心で結んでいる時間が心地よくて、気づいたら集中していました。完成したときの形を見るのが楽しかったです。」

「色の組み合わせを考えるのが面白くて、次は別の配色でも作ってみたいと思いました。」

職員の声

「工程はシンプルですが、正確さと集中力が必要な作業です。回数を重ねるごとに結び目が整い、スピードも上がっていく様子が見られました。配色のセンスにも個性が出ていて、とても良い仕上がりです。」

暮らしに寄り添う、結びのクラフト

コースターは日常使いしやすく、ストラップはちょっとしたアクセントになるアイテムです。どちらも“使えるクラフト”として、実用性を意識して制作しました。

これからもMirrime zer0(ミライムゼロ)では、編み物・縫製・リメイク・アートに加え、さまざまなクラフト技法に挑戦していきます。手から生まれる作品のあたたかさを、これからもお届けしていきます。