就労継続支援A型事業所Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、利用者さん一人ひとりの「こんなものを作ってみたい」というアイデアを大切にしながら、実際に“形”にしていくものづくりを行っています。
今回ご紹介するのは、かわいい花柄生地を使用したワンちゃん用フード付き洋服。
デザイン性と実用性の両方にこだわり、ワンちゃんにも飼い主さんにもやさしい一着に仕上がりました。
画像①:洋服の企画書

制作のスタートは、利用者さんが考えた企画書から。
「どんな犬種に合うサイズ感にするか」「フードはどんな色味にするか」「花柄はどの部分に使うと一番かわいいか」など、職員と相談しながら一つひとつイメージを具体化していきます。
今回は、
- ボディはやさしい印象の花柄
- フード部分はくすみピンクの生地でアクセント
- フードのフチには、ボディと同じ花柄を使って統一感を出す
というデザインに決定しました。
紙の上で描いたアイデアが、実際の“洋服”として立体になっていく工程は、利用者さんにとっても大きな達成感につながっています。
作業中の様子

生地の裁断から縫製まで、工程はすべて利用者さんが担当します。
特に今回こだわったのが、脚が出る穴の部分。
ワンちゃんの肌に直接触れる場所だからこそ、摩擦や違和感が出ないよう、
- 生地を二重にして補強
- 縫い目がゴロつかないよう丁寧に処理
といった工夫を施しました。
ミシン作業では、縫い目の幅やスピードにも気を配りながら、まっすぐきれいに仕上げていきます。
最初は難しく感じる作業も、職員のサポートを受けながら繰り返すことで、少しずつ自信へと変わっていきます。
完成形

完成した洋服は、花柄のやさしい雰囲気と、くすみピンクのフードが絶妙にマッチした一着に仕上がりました。
フードのフチ部分に同じ花柄生地を使うことで、全体に統一感が生まれ、後ろ姿までかわいらしいデザインになっています。
また、二重仕立てにした脚まわりは、見た目だけでなく、着心地の良さと耐久性も兼ね備えた仕様。
実際に手に取ると、やさしい触り心地と、しっかりとした縫製が感じられる仕上がりです。
利用者さんの声
「ワンちゃんが着たときに、どこが一番こすれやすいかを考えるのが難しかったです。でも、完成した洋服を見たときに“ちゃんと形になった!”と思えて、すごくうれしかったです。」
デザインだけでなく、“使う側の目線”を意識して制作する経験は、ものづくりの大切さを学ぶ大きなステップになっています。
職員の声
「最初の企画書の段階から、完成形までイメージを持って取り組まれていました。縫製もとても丁寧で、ワンちゃんのことを考えたやさしい工夫が随所に見られます。」
利用者さんの成長や自信につながる瞬間を、そばで見守れることも、Mirrime zer0(ミライムゼロ)の大きなやりがいです。
Mirrime zer0のものづくり
Mirrime zer0(ミライムゼロ)では、バッグや小物だけでなく、今回のようなペット用品など、幅広いジャンルの制作に取り組んでいます。
「アイデアを出す → 設計する → 作る → 完成させる」という一連の流れを経験することで、利用者さんが“自分の力でものを生み出す”実感を持てる環境づくりを大切にしています。
これからも、利用者さんのひらめきや挑戦から生まれる、世界にひとつだけの作品をご紹介していきます。
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