― 表も裏も主役になる、ストーリーのある一点もの ―
今回のMirrime zer0(ミライムゼロ)の制作テーマは、猫モチーフのトートバッグです。
表と裏でまったく印象が変わるデザインに仕上げた、遊び心たっぷりのバッグをご紹介します。
毎日の外出や通所、お買い物にも使える実用性を持ちながら、「持っているだけで楽しくなる」ことを目標に制作を進めました。
■ 表面デザイン ― 主役級の猫パネル

表面は、さまざまな猫の表情が並ぶ総柄生地をベースに使用しています。
色味の違う猫たちがぎっしりと並び、見れば見るほど楽しいデザインです。
その中央には、大きく印象的な猫のイラストパネルを配置しました。
さらに頭の上にちょこんと乗ったカエルのモチーフがアクセントになっており、思わずクスッとしてしまう構図になっています。
中央パネルは、ただ縫い付けるのではなく、
・どの位置に置くと一番目線が集まるか
・周囲の猫柄とバランスが取れるか
・余白がきれいに見えるか
を確認しながら、何度も仮置きしてから本縫いしています。
「かわいい」だけでなく、「構図として気持ちいい」仕上がりを目指しました。
■ 裏面デザイン ― パッチワーク+立体リボン

裏面は雰囲気を変え、パッチワーク風の猫柄生地を使用しています。
英字やイラスト、やさしいカラーが組み合わさった布で、少しナチュラル寄りの印象です。
そして中央には、立体のリボンモチーフを配置しました。
このリボンは別布で制作し、中に綿を入れてふっくらと仕上げています。
平面だけでなく、少し立体要素を入れることで、
・触りたくなる
・写真映えする
・一点もの感が強くなる
という効果が生まれます。
表と裏でテイストが違うため、気分によって見せる面を変えて楽しめるバッグになっています。
■ 制作工程 ― Mirrime zer0のミシンステップ
Mirrime zer0(ミライムゼロ)のミシン業務では、いきなり難しい作品は作りません。
まずは
・直線縫い
・持ち手の縫い付け
・角の処理
など、トートバッグの基本構造から練習します。
今回のバッグではそこからステップアップし、
・パネル配置
・柄合わせ
・重なり部分の厚地縫製
・装飾パーツの縫い付け
まで取り組みました。
特に柄物は「どこで裁断するか」で仕上がりが大きく変わります。
利用者さん自身が生地を見ながら、「ここを使いたい」と選び、配置を決めました。
■ 厚みのある部分は難易度アップ
中央パネルやリボン部分は、生地が重なって厚みが出ます。
通常の布よりも送りが難しく、ミシンのスピード調整が重要になります。
・ゆっくり縫う
・押さえを確認する
・途中で止めてチェックする
こうした工程を職員が横でサポートしながら進めました。
「厚いところがきれいに縫えた」経験は、大きな自信につながります。
■ 利用者さんの声
「猫の柄を選ぶところから楽しかったです。どの子を真ん中にするか悩みました。」
「リボンの部分が難しかったけど、立体になると一気に完成度が上がって嬉しかったです。」
「最初はまっすぐ縫うのも緊張していたけど、今は柄合わせまで考えられるようになりました。」
■ 職員の声
「生地選びから配置まで、自分で決める工程を大切にしました。完成したときの表情がとても良かったです。」
「ミシン技術だけでなく、“デザインとして考える力”も育ってきているのを感じます。」
■ Mirrime zer0のものづくり
Mirrime zer0では、
・基礎 → 応用 → デザイン展開
という段階的なステップで制作を行っています。
トートバッグから始まり、
・厚手バッグ
・サコッシュ
・ミニバッグ
・リメイク作品
へと、できることが広がっていきます。
■ 見学・体験も受付中です
「ものづくりに興味がある」
「ミシンをやってみたい」
「作品づくりに関わりたい」
そんな方は、ぜひ見学にお越しください。
制作の様子や作品を、実際にご覧いただけます。
一つひとつの工程を大切にしながら、今日も制作を進めています。
