保護猫×ハンドメイドでつながるやさしい輪|つかねこ譲渡会に参加しました

先日、保護保護猫活動を行う団体「つかねこ」さんの譲渡会に参加してきました。
今回は、就労継続支援A型事業所 Mirrime zer0(ミライムゼロ) の利用者さんと共に、ハンドメイド作品を携えての参加でした。

保護猫譲渡会の現場に直接足を運び、制作物を通じて人と人、そして猫との温かいつながりを実感できた1日となりました。

本記事では、イベントの様子や雰囲気、「つかねこ」さんの活動が生み出す優しい空気感についてレポートします。

今年のクリスマス・イヴ。街の空気が柔らかくきらめく中、「つかねこ」さん主催の保護猫譲渡会と交流イベントに参加しました。
会場に足を踏み入れると、ふんわりとした賑やかさと、どこか落ち着くような空気。

猫たちをそっと見守る来場者の目線や、スタッフの皆さんの細やかな気遣いから、猫も人も安心できる場所づくりが大切にされているのが伝わってきました。

販売ブースの様子


今回は、Mirrime zer0(ミライムゼロ)で日々制作に取り組んでいる利用者さんたちも同行しました。

販売用として制作していた“猫ちゃん用の手編み首輪”や、スタッフ様用に特別オーダーいただいた“猫柄のワンピース”も持参いたしました。

にゃんこ柄の特注ワンピースを早速着ていただきました!

利用者さんが制作した作品を運営の皆さまへお渡ししたところ、「かわいい!」と笑顔で受け取ってくださいました。その反応を目にした利用者さんも表情が明るくなり、そばで見ていた職員も胸が温かくなるような気持ちになりました。

ものづくりは、一人ひとりのペースで進む静かな作業ですが、こうして会場に持ち出すことで、新しい意味を持って生まれ変わります。
“誰かのためになること”を目で見て感じられる時間は、創作の大きな原動力になるのだと改めて感じました。


猫のお面ワークショップにも参加

イベントでは「猫のお面にイラストを描こう」というワークショップブースもあり、私たちも参加させていただきました。

利用者さんたちは絵筆を手に、それぞれの得意なタッチやアイデアで自由にデザイン。

丸い瞳や、シュッとしたりりしい顔、ポップなカラーリングなど、同じ“猫”でも全く違う個性が現れるのが面白いところです。

利用者さんが描いた謹賀新年デザインのお面

ワークショップスペースには「かわいい!」「どんな子がモデルなんですか?」と声が飛び交い、作品をきっかけにした交流があちこちで生まれていました。
人見知りの利用者さんも、聞かれたことに少しずつ自分の言葉で答えていく姿が見られ、この場が持つ優しさの力を強く感じました。


つかねこさんの活動に感じたこと

つかねこさんは、保護猫の譲渡会だけではなく、
「人と猫が安心して過ごせる未来をつくる」という視点を大切に活動されています。

猫を迎えることの責任や、重大さだけで終わらせず、
温かさや楽しさを共有できるよう丁寧に伝える姿勢が印象的でした。

私たちも“ものづくり”という形で社会との接点を育てている立場として、
活動の根底に流れる「つながる力」を強く共感しました。


イベントを終えて

今回の参加を通して、利用者さんからはこんな声が聞かれました。

  • 「直接感想をもらえて嬉しかった」
  • 「また作りたいと思った」
  • 「猫ちゃんがつけてくれるのを想像すると楽しい」

作品が売れたこと以上に、
その先に“笑顔”があると分かったことが大きな収穫だったように思います。

Mirrime zer0では、今後もハンドメイド制作を軸に、
社会とやさしく繋がれる取り組みを続けていきたいと考えています。
そして今回のご縁をきっかけに、つかねこさんの活動をこれからも応援していきたいと思います。


保護猫活動と就労継続支援A型。
一見違う領域のようでいて、“誰かの未来をそっと支える”という想いは同じ。
今回のイベント参加は、そのことに気付かせてくれる大切な1日でした。

これからも、Mirrime zer0(ミライムゼロ)は作品づくりを通じて、
小さな喜びの循環を生み出せる場所でありたいと思います。

見学のご案内

就労継続支援A型事業所Mirrime zer0(ミライムゼロ)で行っているものづくりは、利用者さんお一人おひとりの「好き」や関心を大切にしながら、できる限り活かせる作業内容をご提案できるよう心がけております。実際の雰囲気や作業の様子は、見学していただくことでより具体的に感じていただけます。ぜひ一度、お気軽に見学にお越しください。